バスツアーは季節に応じた話題の絶景スポットや、グルメや温泉ほか、旅の旬を熟知している旅行会社の「こだわり」が詰まったバラエティに富んだ商品がいっぱい。しかも出発日直前まで申込を受け付こけているツアーもたくさんあります。「お伊勢さま」で親しまれている伊勢神宮は「日本人の心のふるさと」といっても過言ではないでしょう。皇室とも関係が深い由緒ある神社。バスツアーの目的地としても人気です。伊勢神宮と伊勢神宮を訪ねるバスツアーについて紹介します。
目次
伊勢神宮とは
伊勢神宮の歴史
伊勢神宮の正式名称は「神宮」。天照大御神を祀った内宮(皇大神宮)と豊受大御神を祀った外宮(豊受大神宮)が有名ですが、その他にも大小さまざまな社が伊勢志摩地域に点在していて、全てで125社から成る神社です。今から約2000年前、大和から皇祖神・天照大御神の御杖代として旅した倭姫命(やまとひめのみこと)が、五十鈴川のほとりに皇大神宮を定めたことが始まりとされています。その約500年後、天照大御神の食事を司る神をまつったのが豊受大神宮です。
式年遷宮
125社のうち内宮・外宮と、両宮と関わりの深い14の別宮では20年に1度、隣の敷地に2同じ形の社殿を交互に新しく造り替えます。「式年遷宮」と呼ばれています。「式年遷宮」の「式年」とは定められた年を、「遷宮」とは宮を遷すことを意味します。「式年遷宮」は約1300年前、天武天皇の発意により始まり、持統天皇4年(690)に第1回が行われ、平成25年には62回目の遷宮が行われました。伊勢神宮の社殿は檜の素木造りで堀立柱と萱(かや)の屋根等を特徴とする「唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)」という日本最古の建築様式が用いられています。「式年遷宮」は古例に従って行われるため、当時から変わらぬ姿を今も見ることができるため、日本建築史でも重要です。
伊勢神宮のまわり方
伊勢神宮では「外宮先祭」と言う習わしがあります。祭事の多くは外宮から先に執り行われる事がほとんどで、参拝についても外宮を先に参拝してその後、内宮を参拝するべきとされています。外宮、内宮ともに正宮と別宮がありますが、正宮を先に参拝するのが習わしとされています。別宮の参拝はまず第一に位する別宮から。外宮の域内には「多賀宮」、「⼟宮」、「⾵宮」が鎮座していて「多賀宮」が、内宮の域内には「荒祭宮」、「風日祈宮」が鎮座していて「荒祭宮」が第一位とされていて、最初に参拝するのが習わしです。なぜ、外宮から参拝するのかは天照大御神が外宮を先に参拝してから、内宮へ参拝することを自ら告げたことによるとされています。また参道を歩くときは外宮が左側通行で内宮が右側通行とされています。
外宮の歩き方
①表参道火除橋(おもてさんどうひよけばし)→②手水舎(てみずしゃ)→③御正宮(ごしょうぐう)→④多賀宮(たかのみや)→⑤土宮(つちのみや)→⑥風宮(かぜのみや)→⑦神楽殿(かぐらでん)→⑧勾玉池(まがたまいけ)→⑨せんぐう館
内宮の歩き方
①宇治橋(うじばし)→②神苑(しんえん)→③五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)→④御正宮(ごしょうぐう)→⑤荒祭宮(あらまつりのみや)→⑥ 風日祈宮(かざひのみのみや)→⑦神楽殿(かぐらでん)→⑧参集殿(さんしゅうでん)→⑨子安神社(こやすじんじゃ)
伊勢神宮の参拝方法
手水舎にて
伊勢神宮での手水の作法は次の通りです。
①左手を洗う→②右手を洗う→③口をすすぐ→④柄杓を持った左手を清める→⑤柄杓を立てて元の位置へ戻す
ご神前にて
①深いお辞儀を2回→②両手を合わせ、右手をやや引き、→③拍手を2回→④最後に深いお辞儀を1回
おはらい町・おかげ横丁
「おはらい町」は宇治橋から五十鈴川沿いに続く約800mの石畳の通りで内宮の鳥居前町として発展してきました。伊勢地方特有の切妻・入母屋・妻入り様式の土産物店や銘菓の老舗、旅館が軒を連ねていて、神宮道場や祭主職舎などの歴史的建造物もあります。その一角のあるのが「おかげ横丁」。江戸期から明治期にかけての伊勢路の代表的な建築物が移築・再現されています。伊勢志摩ならではの食べ物屋やおみやげもの屋が建ち並ぶ楽しいスポット。参拝の帰りにぜひ立ち寄ってください。
伊勢神宮内宮前 グルっと満喫クーポン
「おかげ横丁」を思いっきり楽しめるクーポン。「おかげ座 神話の館」入場無料、「茶房太助庵」でソフトドリンク1杯サービス、「勢乃國屋」でおみやげ・お食事が5%割引、「岩戸屋」で おみやげ・お食事が5%割引、さらに「豚捨」揚げたてのコロッケ1個、「団五郎茶屋」みたらし団子1本、「横丁焼きの店」ミニソフトクリーム1個、「傳兵衛」きゅうりスティック1本、「若松屋」じゃこっぺ天1枚から3つを選べるお得なクーポンです。
伊勢神宮 バスツアー 立ち寄りスポット
夫婦岩・二見興玉神社
大注連縄で太く堅く結ばれた二つの岩が夫婦岩。夫婦やカップルなど恋愛の象徴とされていて、縁結びのシンボルとされています。二見興玉神社は猿田彦大神を祀っていて、縁結び・夫婦円満・厄除けなどにご利益があると言われています。二見浦はかつて伊勢参宮を参拝する前に人々が汐水を浴び、心身を清めた場所でした。
神明神社
参道の途中にある「石神さん」は海女たちの間では古くから「女性の願いなら一つは叶えてくれる」と信仰されています。ご祭神は神武天皇の母であり、海神の娘である玉依姫命です。
伊勢湾フェリー
三重県の鳥羽と愛知県の伊良湖岬を55分で結ぶフェリー。伊勢湾に浮かぶ島々を眺めながら船旅を楽しめます。
VISON
2021年7月にグランドオープンした日本最大級の商業施設。敷地面積はなんと東京ドームの24個分。山の地形に沿うよう配置された建物や施設など、自然を生かした風景づくりを大切にしているのが特徴です。
伊勢神宮 バスツアー 集合場所
2021年に催行されている伊勢神宮を訪ねるバスツアーを紹介します。
新宿
新宿発のバスツアーは「新宿駅西口コクーンタワー前」もしくは「都庁大型駐車場」のいずれか。コースによって異なります。新宿発のバスツアーは1泊2日の宿泊ツアーです。
横浜
横浜発のバスツアーも1泊2日の宿泊バスツアーです。
名古屋
名古屋発のバスツアーは日帰りが中心。1泊2日の日程にゆとりを持たせた宿泊ツアーもあります。集合場所のエスカ地下街ツアーバス受付カウンターは地下直結。雨の日でも安心です。
梅田
梅田発のバスツアーも日帰りバスツアーが中心。ゆっくりと寛ぎながら観光できる1泊2日の宿泊ツアーもあります。
まとめ
皇室にもゆかりが深いパワースポット伊勢神宮を訪ねるバスツアーでは伊勢・志摩地方の他のパワースポ夫や伊勢湾に浮かぶ島々の景観美なども楽しめます。夫婦やカップル、女子旅におすすめ。バスツアーの魅力は移動が楽なこと。マイカーの運転や公共共通機関の時刻調べ、荷物を持っての移動といった負担から解放されます。バスツアーに参加して「お伊勢参り」はいかがでしょうか。