銀山温泉はかつて江戸時代初期の大銀山として栄えた「延沢銀山」の名称に由来している温泉地。大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が銀山川の両岸に沿って軒を並べていて大正ロマンを感じることができます。昭和61年に「銀山温泉家並保存条例」を制定して景観整備に努めています。
目次
銀山温泉の特徴
泉質と効能
銀山温泉の泉質は、ナトリウム―塩化物・硫酸塩温泉(低張性中性高温泉)です。無色透明で、硫化水素の臭いがします。切り傷や火傷、慢性皮膚炎、慢性婦人病、動脈硬化、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病などに適応しているといわれています。温泉は飲むこともできて、慢性消化器疾患、慢性便秘、慢性胆嚢炎、胆石症、肥満症、糖尿病、通風に効果があるとされています。飲む量は1回の量は、100ml~200mlが適量とされています。
大正ロマン溢れる街並み
温泉街の中心を流れる銀山川の両岸には木造の温泉旅館が立ち並んでいて、ガス灯が街を照らします。銀山温泉は大正二年の洪水によって温泉街は壊滅しました。 その後の復興により、銀山川の両岸に大正から昭和初期にかけての建築の旅館が建てられて、現在の温泉街の街並みとなりました。銀山温泉には旅館をはじめ、多くの建築物に͡銀山温泉には、旅館だけでなく多くの建築に鏝絵(こてえ)が施されています。鏝絵は漆喰を用いて作られるレリーフのことで、左官職人がこてで仕上げていくことから名づけられました。街を歩くと大正時代にタイムスリップしたかのような感覚になり、ノスタルジックな気分を味わうことができます。
銀山温泉 バスツアーおすすめ3選
銀山温泉ライトアップ『千年廻廊2022』 日帰り
大正浪漫の郷愁を感じるノスタルジックな町並み
歴史と未来を灯す幻想空間 銀山温泉ライトアップイベント『千年廻廊2022』
―――色彩と光が彩る幻想的な輝きと大正浪漫の世界―――
宵闇が銀山温泉を包み、ガス灯に光が灯るころ現れる幻想の町。
夜の闇が水面をスクリーンに変え、光たちが歴史を幻想的に映し出し、ノスタルジックな光と音が大正浪漫の時代へ誘います。
銀山温泉街をプロジェクションマッピングやライトアップで彩るイベントをお楽しみください。
【点灯時間】17:00(銀山温泉到着は17:00前を予定しております)
【日没参考時間】10月25日 16:48│11月03日 16:37│11月19日 16:23
銀山温泉 千年廻廊(イメージ)
銀山温泉 千年廻廊(イメージ)
【東京発】 自然が織り成す雪の芸術!蔵王スノーモンスター・樹氷ライトアップと雪化粧の銀山温泉散策&米沢牛満喫ディナー かみのやま温泉2日間
大人気コースが今年も登場!ワイナリー見学と通販でも大人気のカリーパン付♪
360度パノラマビュー!山形蔵王樹氷ライトアップ
冬季限定の幻想的な世界、日本夜景遺産に認定された山形蔵王樹氷ライトアップを観賞! 山形の特殊な気象環境が造りだす自然の芸術作品で、世界的にも知られるスノーモンスター「蔵王の樹氷」。ロープウェイを乗り継ぐと目の前には大樹氷原が広がり、地蔵山頂駅ではまるでモンスターの様な迫力ある樹氷を間近に見ることができます。
ゴンドラからの空中散歩と色彩豊かなカクテル光線に浮かび上がる幻想の世界をお楽しみください♪
【樹氷の見頃:成長期12月下旬~1月下旬、最盛期1月下旬~2月下旬】
※樹氷ライトアップ見学時は、防寒対策を万全にしてご参加ください。山頂付近はマイナス8℃~マイナス15℃の気温となります。
蔵王樹氷ライトアップ(イメージ)
蔵王樹氷ライトアップ(イメージ)
【新宿[都庁]発】<2~4名1室同代金>南東北・紅葉ハイライト☆ノスタルジックな銀山温泉と秋風薫る山寺・立石寺&山形牛に舌鼓☆牛鍋御膳のランチ♪2日間
銀山温泉名物・カリーパン付!ワイナリーでお買い物も♪美肌の湯・かみのやま温泉に宿泊
ノスタルジックな世界にタイムスリップ☆大正ロマンの町並み「銀山温泉」
★文化財級の木造建築物が軒を連ね、大正浪漫を感じさせるノスタルジックな町並みをたっぷり自由散策。足湯や食事処などに立ち寄りながらレトロな雰囲気が漂う温泉街を楽しもう!
★銀山温泉名物「はいからさんのカリーパン」を揚げたてでご用意!
銀山温泉(イメージ)
はいからさんのカリーパン(イメージ)
銀山温泉 ダイナミックパッケージツアー
銀山温泉にゆっくり宿泊したいという人には「ダイナミックパッケージ」もおすすめ。ダイナミックパッケージは、飛行機やJRなどの交通手段と同時にホテル宿泊を予約できるツアー商品のこと。銀山温泉のホテル・旅館を予約して、自由気ままに温泉情緒を楽しむことができます。ここで銀山温泉のおすすめ旅館を紹介します。
銀山温泉 おすすめ旅館
能登屋旅館
能登屋旅館は温泉街の中心部に佇む情緒溢れる上品な温泉旅館です。1892年創業の老舗旅館。銀山川を挟んで建つ本館と別館からなります。本館は1921年に建てられて、国指定登録有形文化財に指定されています。館内は大正時代の姿をそのまま留めた飴色の階段や吹き抜けの談話室など、大正レトロな趣ある空間。宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」の中に登場する神々の世界に迷い込んだ千が辿り着いた赤い橋とその向こう側にある湯屋「油屋」は能登屋旅館がモデルだったのではといわれます。館内には天然温泉の大浴場、露天風呂、白銀の滝を望む高台にある展望露天風呂、貸切の洞窟風呂が完備されています。
藤屋
江戸時代に創業した老舗旅館の藤屋。2006年に新国立競技場の設計を手掛けた隈研吾氏の設計によって改装が行われ、伝統を周囲の景観と調和しつつ、洗練されたスタイリッシュなデザインの温泉旅館に生まれ変わりました。ステンドグラスや和紙、簾虫籠(すむしこ)と呼ばれる竹製のフィルターなどを重ね合わせてデザインされた優しさを感じる空間は、日常を忘れたひと時を過ごすことができます。全8室に対して5つの貸切風呂が用意されていて、宿泊者限定。24時間空いていればいつでも楽しむことができます。
古勢起屋旅館別館
銀山温泉街のほぼ中央に位置し、切妻屋根の木造四層構造の川側の建物と鉄筋五階建の山側の建物が一体となった風情のある旅館です。客室は伝統的な木製建具と床の間を備え、上質の家具をあつらえた純和室で、落ち着いた雰囲気。ベッド2台の板の間+和室の定員2〜4人の客室のほか、飾り障子や欄間を設け和室にベッド2台を備える二間続きの客室なども用意されています。
瀧と蕎麦の宿 瀧見舘
渓谷沿いの温泉街を見下ろす高台に建つ、温かみのある昔ながらの温泉旅館。民芸調の家具などが置かれた板張りのエントランスロビーは、街並みを彷彿させるレトロな雰囲気。豊かな水とそばの生育に適した気候を有する山形県は日本有数の「そば王国」。尾花沢・大石田・村山は「山形三大そば街道」といわれています。「そば処瀧見亭」は尾花沢産のそば粉を使い、挽きたて、打ちたて、茹でたてにこだわったそばを食べることができます。
銀山温泉以外にもあちこち観光やグルメを楽しみたいという人はバスツアーが、銀山温泉のみが目的でのんびり過ごしたい人はダイナミックパッケージツアーがおすすめです。山間のノスタルジックなレトロな温泉街を楽しんではいかがでしょうか。