「工場見学」ができるバスツアーをご存知でしょうか?「社会科見学」とも呼ばれていて、今、人気急上昇中です。普段なかなか入ることができない場所で非日常な体験が気軽に楽しむことができます。そんな「工場見学」をテーマにしたバスツアーの魅力に迫ってみます。
工場見学バスツアー 人気の理由
「工場見学」のバスツアーがなぜこんなに人気があるのか。次のような理由が挙げられます。
- 目で見て楽しめる
- 実体験ができる
- 試飲や試食ができる
- オリジナル商品が買える
- 年齢に関係なく万人が楽しめる!
「見学」するだけではなく、「体験」できる、「コト体験」が人気の理由です。また子どもだけではなく、大人も楽しめるように工夫されているプログラムが多く、内容によっては親子で参加して楽しむことができます。
ビール工場見学
アサヒビール北海道工場(札幌)
アサヒビール札幌工場は年間5万キロリットルものビールを生産する大規模な工場です。ビールが製造される工程見学(無料)はもちろんのこと、“ホップ”を見ることもできます。20分間の限られた時間内に、3杯までビールの試飲可能。ビール好きにはたまらない場所です。工場直送のビール1000リットルのビアタンクも敷地内にあります。隣接している「はまなす館」でできたてのビールとジンギスカンを味わえるのも魅力です。
サントリー武蔵野ビール工場(東京)
東京都内でビールの製造工程が見学できるのはここだけです。ガイドツアーによる説明や映像の細かな仕掛けが施されています。ビールの上質感と臨場感をモットーに、安心・安全な見学ができるユニバーサルデザインが魅力のビール工場です。楽しい見学の後は、できたての美味しいビールを試飲することができます。ソフトドリンクの試飲やお土産も買えるので、お子様連れでも楽しむことができます。
キリンビール滋賀工場
ブルワリーツアーガイドの案内で、仕込みからパッケージまでの全ての工程を見学することができます。見学後はお楽しみのビール試飲タイムです。実はこの滋賀工場、ビールツアーだけではありません。「午後ティー」の愛称で親しまれている「午後の紅茶ツアー」も開催されています。こちらも製造工程見学やユニークな仕掛けのある展示物もあります。もちろん試飲もできます。お子様や女性に人気です。ビールツアー(60分)、紅茶ツアー(90分)、共に無料で参加可能。時間が許せば、両方見学してみてはいかがでしょうか。
オリオンハッピーパーク(沖縄)
沖縄発のビールとして人気のオリオンビール名護工場の見学です。毎年大勢の見学者が来場する名護のランドマークです。ハッピーパークの入り口では、創業時に使われていた仕込み釜がお出迎え。
見学通路は、素敵なイラストや展示パネルで飾られています。工場でありながらアートミュージアムを思わせます。見学後はビールの試飲とおつまみを頬ばりながら、楽しい時間を過ごすことができます。
ワイン工場(ワイナリー)
ワイン工場を見学するバスツアーは特に若い女性に人気。おしゃれな感覚で楽しめると評判です。
ワインの販売会社運営の工場や、自家ブドウ園をもつ醸造所などを訪ねます。特に多いのは山梨県のワイナリーを訪ねるツアーです。ワイナリー見学のツアーでは
- ブドウ栽培やワイン製造や育成の知識を学べる
- ブドウ畑の見学
- 工場内見学(醸造工程や貯蔵庫の見学)
- 試飲(お酒が弱い方はブドウジュースも選べる)
- ブドウ畑でのバーベキューやピクニック
以上が挙げられます。ワイン造りの共通点は、素材にこだわり、素材を活かし、ぶどうに適した風土をワインの味として生かすこと。国際コンクールで表彰経験もある「勝沼ワイン」で有名な山梨県勝沼地方でもこうしたワイナリー見学を楽しめます。特に人気のあるワイナリーは次の3つです。
シャトー・メルシャンワイナリー
「シャトー・メルシャン」は、長い歴史を持った「日本ワインの原点」ともいえるブランド。ヴィンヤードをはじめ、醸造所、ワイン資料館、カフェ、テイスティングカウンター、ショップ等の施設を備えた、シャトー・メルシャンの基幹となるワイナリーです。
盛田甲州ワイナリー
「シャンモリワイン」で知られています。赤い屋根と時計が目印のワイナリー。
あさや葡萄酒ワイナリー
大正10年創業のワイナリー。創業当時の醸造器具を展示したギャラリーやブドウ畑に囲まれた落ち着いた雰囲気のテイスティングルーム兼ショップ、ワインのある生活を彩るワイングッズショップを併設しています。
フランスのボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュではおなじみのワイナリーやシャンパンセラー訪問。海外でも評価が高まっている国産ワインの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。ワイン好きには、数か所訪れるワイナリーツアーがおススメです。バスツアーであれば効率よくまわれることができて、ワイナリー直営のレストランでランチを頂くプランもあります。近くに石和温泉もあり、温泉に立ち寄るツアーもあります。
お菓子工場
子どもから大人まで大好きなお菓子やスイーツ。手を挙げる方が多いのではないでしょうか。美味しくて、楽しくて、夢のようなお菓子工場が全国各地にあって見学可能なところもあります。お菓子工場見学の魅力は次が挙げられます。
- 人気や歴史のあるお菓子の全てが分かる
- 製造工程を見学
- 試食
- 自分だけのオリジナルを作る体験
- オリジナル商品(お土産)に出会える
工場の外壁には、お菓子のパッケージやキャラクターなどの絵や飾りが施してある工場が沢山。また、建物自体のデザインが素敵なところもあります。そこはもはや工場ではなく、アミューズメントパークです。特に小さいお子さんや女性は、それだけでもうれしくなりますね。バスツアーで訪れることができる代表的なお菓子やスイーツ工場を紹介します。
シャトレーゼ白州工場(山梨)
素材にこだわったプレミアムスイーツで全国的に有名なお菓子メーカーの工場です。ケーキや焼き菓子、チョコレートや和菓子など様々なスイーツを製造しています。工場内の見学はもちろん、アイスの試食もできます。(ミニサイズではなく、お店で売られているのと同じものだから嬉しいですね)
大人気のミルクラスクはお土産コーナーでゲットできます。
明治(東海工場)
スナックやチョコレートを製造しています。説明や映像、見学通路の様々な仕掛けから、お菓子ができるまでの工程を楽しく学ぶことができます。工場の入り口は板チョコがデザインされているなど、見学スタートから胸がワクワクします。試食のチョコは列車が運んでくれたり、有名なカールおじさん登場の「ウカール神社」もありますよ。ミニミニ遊園地的な感覚で楽しむことができます。
春華堂うなぎパイファクトリー(静岡)
お酒のおつまみでもおなじみの「うなぎパイ」の製造工場です。うなぎパイができるまでの秘密と製造工程を見学することができます。無料で工場見学ができるだけでなく、うなぎパイの記念品まで頂けるのがとってもお得感たっぷりです。
グリコピア・イースト(埼玉)
グリコの代表的なお菓子、ポッキーに出会えます。キャラメル、クッキー、チョコレートやアイスなどあらゆる種類のお菓子を展開しているグリコ。グリコピアでは、一番人気のポッキーやプリッツの製造工程を見学できます。グリコ製品の歴史や秘密について、パネルや映像クイズを通して楽しむこともできます。ジャイアントポッキーのデコレーションができる体験コーナーでは好きなトッピングをしてオリジナルのポッキーを作ることもできます。子どもだけでなく、大人も夢中になってしまうこと間違いなしです。
おたべ本館 京都本社工場
京都のお土産と言って真っ先に思い浮かぶのが「八ッ橋」。「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」でおなじみの製菓会社の工場です。「八つ橋」の作り方だけではなく、歴史を知ることができます。もちろん製造工程も見学可能。材料を混ぜて蒸し器に入れ、むし上がった生地をこねて、ニッキ(シナモン)をまぜて作るという準備から製造までの実体験ができることで大人気です。
工場見学 おすすめバスツアー
長崎・諫早名物「楽焼うなぎ」と九州最大級の広さを誇る「唐比ハス園」鑑賞♬
日本遺産に認定された「諫早おこし」工場見学&お土産付き
九州最大級の広さを誇る「唐比ハス園」へ。花言葉は「清らかな心」。
諫早市森山町にある唐比ハス園は九州でも最大級の広さを誇るハス園です。
見頃の時期にはハス・スイレンをはじめとして
紫陽花や絶滅危惧種のアサザなどのお花を楽しむ事ができます。
唐比ハス園 (イメージ)
日本初の四季醸造の酒蔵「杵の川 」がリニューアルオープン!
天保10年(1839年)長崎県東彼杵町で清酒恵美福醸造元「丁子屋醸造」として創業した酒蔵です。
昭和55年に、長崎県内の丁子屋醸造、黎明酒造、雲仙酒造、佐賀県の呉竹酒造の
4つの蔵が合併・営業権譲渡により「清酒杵の川」が誕生しました。
『良か人と良か酒を育む酒蔵』をコンセプトに
「清酒 杵の川(きのかわ)」、「黎明(れいめい)」を醸しています。
2023年10月からのリニューアルオープン後には、
地元原料にこだわった日本酒やおつまみがズラリと並び、
酒づくり器具を眺めながらお酒と地元のおつまみが愉しめるBARも併設。
お酒を召し上がらないお客さまには、発酵食品の甘酒や甘酒ジェラートもご用意しております!
お酒がお好きな方も、そうでない方も楽しめる新観光スポットとして注目の酒蔵です。
杵の川 酒造(イメージ)
杵の川 酒造(イメージ)
諫早名物「 楽焼 (らくやき)うなぎ」名店 割烹 北御門でお召し上がりください!
諫早名物「楽焼ウナギ(らくやきうなぎ)」とは、
独特な形をした京都の楽焼の器を用い、仕上げにウナギの入った器ごと熱してから
提供します。この楽焼、中は二重底になっており、空洞部分に湯が張ってあり、
その状態で熱を加えるため、器内のウナギがほどよく蒸されます。
料理の提供後も器の中の湯が全体をほどよく温め、ウナギはふっくら冷めにくく、
最後まで美味しく食べられます。
創業1883年(明治16年)の老舗うなぎ割烹北御門で、
本場の諫早名物「楽焼うなぎ」をお楽しみください。
【お品書き】:「梅ご膳」楽焼うなぎ 四切・ご飯・お吸い物・漬物 等
※+1,250円にて「上蒲ご膳」(楽焼うなぎ 六切)に変更も可能です。
オプショナルよりご選択ください。
諫早楽焼うなぎ(イメージ)
「諫早市美術・歴史館」と日本で最初に国の重要文化財に指定された「眼鏡橋 」
旅のはじめに訪れる「諫早市美術・歴史館」は、
諫早の貴重な歴史文化遺産の展示および保存継承を行う施設として、
また、市民の文化芸術活動の振興を図るため、
2014年にオープンしました。
当ツアーでは、特別に館内のスタッフにより、
諫早市にゆかりのある美術・歴史・民俗などの
展示資料についてご説明頂けます。
日本で最初に国の重要文化財に指定された石橋「眼鏡橋」は、
天保10年(1839)に当時の領主・領民が永久不壊の願いを込め、
それまで大きな橋がなかった本明川に架けた石造りのアーチ橋で、
諫早では外せない観光スポットです。
諫早名所巡り(イメージ)
「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」の構成文化財として日本遺産に認定された「諫早おこし」
諫早市で最も歴史のある、創業227年の老舗「菓秀苑森長」(かしゅうえん もりちょう)。
江戸時代、全国でも有数の穀倉地帯だった諫早。
米は貴重な食べ物でしたが、米どころ諫早には余剰米があり、
さらに長崎街道の宿場町でもあったことで、米と砂糖を使用した贅沢なスイーツ
「諫早おこし」が誕生しました。
当ツアーでは、菓秀苑森長でのお買い物はもちろん、
工場見学&森長大人気商品黒おこしのプチサイズお土産付きでご準備しております♪
菓秀苑森長 (イメージ)
まとめ
近年注目を浴びているバスツアーによる工場見学はいかがでしたか?北は北海道から南は沖縄に至るまで、日本各地には様々な工場があります。バスツアーを利用すれば、安心してアルコールを飲む子ことができます。子どもも楽しめるお菓子工場は、テーマパークを思わせる雰囲気も魅力です。
工場だけでなく、周辺の観光やお食事つきのバスツアーも沢山ありますよ。学びあり、美味しさあり。友達同士やカップル、夫婦だけなく家族でも楽しめる工場見学!バスツアーを利用して、工場見学の旅に出かけてみてはいかがでしょうか?